東海住宅株式会社で営業として勤務する戸井さん。銀行に４年間勤めた後に専業主婦になり、その間に宅地建物取引士（宅建士）の資格を取得、約２年前に同社に転職をした。

「両親の影響もあり、将来を見据えて家賃収入を得られる物件を購入したいと考えていました。不動産の営業の場合、固定給にプラスしてインセンティブが発生することが多く、高収入が得られる可能性があったので転職を決めました。また、すでに不動産業界で働いていた夫と休みを合わせ、夫婦の時間を増やしたいという思いもありました」

数ある不動産会社がある中で、戸井さんが同社を選んだのは「風通しの良さ」。

「転職を決める前に、銀行時代の先輩に相談したのですが、その方が東海住宅を担当していたんです。東海住宅で働く人たちを見てすごく楽しそうにしていたという話を聞き、働きやすそうだなと思いました」

資格を取得したとはいえ、未経験の業界。「果たして自分に務まるのか」という不安はあったそう。そんな彼女の不安を払拭したのが、会社のバックアップ体制。社外のビジネスマナー研修をはじめ、社内外問わず多くの研修に参加させてもらえたのだとか。また、「不動産営業＝激務、ノルマが厳しい」というイメージもあったそうだが、それ以上にやりがいを感じていると語る。

「不動産の購入は多くの方が人生で一番高い買い物になります。そのような買い物を、信頼できない相手からは絶対に買いたくありませんよね。だから、私自身を信頼していただけるよう常に正直でいることを心がけています。初めて契約していただいたお客さまのことは今でも昨日のことのように覚えています。まだ入社して間もない頃だったので上司もフォローしてくれて無事契約に至ったのですが、お客さまもすごく喜んでくださり、この仕事をしていてよかったなと思いました」

さらに戸井さんは不動産営業こそ、主婦であることが活かせる仕事だと話す。

「お客さまが家を購入される際、『妻の意見』が決め手になることは珍しくありません。家事の動線や育児・子育てのことなど、主婦であるからこそわかることが結構あるんです。それを持っているのはこの仕事をするうえで大きなアドバンテージになるのではないでしょうか。実際に弊社でも主婦の方も多いですし、子育て中の方も結構います。女性、特に主婦の方が活躍できる仕事だと思います」