「結婚し、出産後はずっと専業主婦でした。子育ては楽しかったのですが、社会との接点がないことにどこか寂しさを感じていました。周りのママ友たちもどんどん仕事復帰をしていって。夫から聞く話ではなく、自分の目で実際に社会を見てみたいと思ったんです。それでベルーナで働きはじめました」

そう話すのは、ファッション・カタログ通販のベルーナグループのコールセンターで働くKさん。同社で働いていたママ友に紹介されて働くことを決意したが、不安もあったという。

「ベルーナのオペレーターは女性ばかりで、その環境に馴染めるのかとても不安でしたね。でも、入社してその不安はすぐになくなりました」

入社した頃は同世代の人が多く、休憩中に子育ての話や学校行事のこと、受験のことなどプライベートの話や相談もでき、絆は深まっていったそう。

そんなKさん、最初は午前中だけ働いていたが、子どもの成長とともに働く時間を増やしていき、６年目でフルタイムのパートに、そして今年で勤続２０年を迎えるベテランスタッフだ。

現在はオペレーターとして電話対応をしつつ、スーパーバイザーとしてオペレーターたちのフォローや管理・新人さんの教育など、現場の管理の役割を任されている。
「他のオペレーターさんとはこまめにコミュニケーションを取るようにして、その人が何に困っているのか、何を求めているのかを見極めて対応するよう心がけています」

コールセンターでは４つのチームに分かれ、切磋琢磨しながら皆、積極的に仕事に取り組んでいる。そんななか、特にKさんが喜びを感じるのは、メンバーの成長する姿を見られること。

「私のチームにはお客さまに対して商品やサービスを提案することに苦手意識を持っているメンバーが多くいました。しかし、苦手を克服するための施策に周りが自然と一致団結し、達成できたときはすごく嬉しかったです。人によって得意不得意はあります。スーパーバイザーとして、一人ひとりの状況を冷静に把握し、寄り添っていきたいです。そして、みんながここでずっと働きたいと思えるよう私も努めていきたいです」