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見つけた! わたしのイイ仕事

見つけた! わたしのイイ仕事

2021.10.17

専業主婦から未経験で介護職へ
仕事を通じて世界が広がりました!

PROFILE

株式会社かなでの杜
デイサービスの介護職員
佐藤さん (58歳)

勤務歴約6年。夫と二人暮らし。
現在32歳と27歳になる二人の娘を育てた母親でもある。
3歳から日本舞踊を習っており、現在も続けている。

年齢を重ねれば重ねるほど、新しいことを始めるのに勇気がいる。現在、デイサービス施設「かなでの杜稲毛」で働く佐藤さんは、52歳まで専業主婦として家事や育児に励んでいたが、子どもが独立し1人の時間が増えたことから介護の仕事を始めた。背中を押してくれたのは子どもたちの存在だった。

「ママ友など周囲の人たちは、ほとんど働いていて孤独を感じることがありました。それで私も社会とのつながりが欲しいと思ったんです。看護師と幼稚園教諭の仕事をしている娘たちの話を聞いていて、人と接する仕事に魅力を感じていました。娘たちが、『まだ若いんだから働けば?』と背中を押してくれたことも大きかったですね」

もともと祖母の面倒を看たいと思い、専業主婦の時に独学でホームヘルパー2級(現・初任者研修)の資格を取得していた佐藤さん。結婚前は銀行に勤めていたが結婚とともに退職。25年以上のブランクがあったのが大きな不安だったという。さらに年齢的に体力面や仕事を覚えられるのかも懸念点だったそう。そこで佐藤さんが注目したのが「オープニングスタッフ」だった。

「人間関係ができあがったところに途中から加わるのはハードルが高いと感じていました。オープニングスタッフならみんな横並びでのスタートです。みんなで力を合わせて施設をつくりあげていくのは楽しそうだなと思いました。未経験は自分だけでしたが、みんな親切に教えてくれたので頑張ることができました」
最初の頃は試行錯誤の連続であったが、従業員同士で力を合わせて利用者さんに最適なケアができるよう心がけている。なかでも力を入れているのがレクリエーションだと佐藤さんは話す。

「毎月、担当を決めてレクリエーションの内容を考えています。普段家ではできないことや『みんなでやったら楽しい』ことなどを中心に、利用者さまの声を聞きながら内容を決めています。利用者さまが帰るときに笑顔で『今日も1日楽しかったわ』と声をかけていただいたときに、この仕事をしていてよかったなと実感しますね。」

そんな佐藤さんがこの施設で働き始めて6年が経つ。社会との繋がりが欲しくて始めたこの仕事を通じて、自分の世界が広がったと言う。

「この仕事をするまで、同じ認知症の方でも一人ひとり症状が違うのも知りませんでした。介護を通じて社会のことを気にするようになりましたし、視野が広がりましたね。この仕事は年齢の期限はないと思っているので、これからもがんばりたいです」

MESSAGE

上司からのメッセージ

佐藤さんは、利用者さまだけではなく職員にも花が咲いたような明るい気持ちにさせてくれます。どんな利用者さまに対しても丁寧に寄り添う姿は、他の従業員たちの良い見本となっています。最初の頃は戸惑っている姿をよく見ましたが、今はとても頼もしい存在です。

DATA

株式会社かなでの杜

千葉県成田市0476-37-5015

成田市・千葉市・世田谷区で地域密着型デイサービスの運営、居宅介護支援、福祉用具や介護用品の販売・レンタルなど介護に関する事業を展開。ご利用者さまに寄り添える会社でありたいという信念を大切にしている。
(取材先/かなでの杜稲毛)

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