小さな子どもを持つお母さんたちが働くうえでハードルとなるのが、待機児童の問題。「働きたいけど子どもを預けられないから働けない」そういった声は、ここ数年よく聞かれる。現在、派遣の保育士として働く原田さんもその一人だった。

「家の近くの保育園に空きが出ず困っていました。それで託児所がある職場を探したんです。その時に出会ったのがポートエモーションでした」

原田さんが登録しているのは、医療・介護・保育施設に特化した人材派遣サービスを展開する株式会社ポートエモーション。同社では、派遣スタッフとして働く父親、母親のために託児所を開設。看護師・介護士・保育士の交替勤務時間に極力対応できるよう、朝7時から夜間は21時まで、また年中無休の保育を行っている。さらに看護師が健康状態を見守り、病児・病後児の保育にも対応しているため、安心して子どもを預けられ仕事に専念できると評判だ。

「実はポートエモーションで働き始めて、すぐに二人目の妊娠が発覚したんです。出産を経て、また働くことができたのも託児所があったからこそですね。それに託児所の様子をインターネットカメラで確認できるのも安心です」

そう原田さんが話すように、同託児所では、アプリとライブカメラで子どもたちの様子をいつでもリアルタイムで確認できるようになっている。原田さんも休憩中などにアプリを使い子どもたちの様子を見ているそう。

そんな原田さんは、保育士として、現在は週３日の勤務で担任を持たずフリーで様々なクラスの子どもたちの面倒をみている。幅広い年齢の子どもたちと接することができるのが楽しいと話す。

「たまに入るクラスの子どもが私の名前を覚えてくれていることがあるんです。『原田先生』と声をかけてもらえるのは嬉しいですね。それに子どもたちの成長を間近で見られるのはこの仕事ならではのやりがいです」

一方で、同じ子どもの面倒をずっと見られないため、この前までできていたことが、できなくなってしまうこともあるのだとか。そのため担任の先生と密なコミュニケーションを取ることが重要になってくるそう。そんな原田さんはある目標があるという。

「現在は派遣社員として働いていますが、子どもが大きくなったら正社員として働きたいです」