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見つけた! わたしのイイ仕事

見つけた! わたしのイイ仕事

2022.04.17

主婦だからこそ輝ける職場です!
レシピも覚えられて一石二鳥

PROFILE

株式会社パンプキンズコーポレーション
調理補助
遠藤さん (66歳)

勤務歴約8 年。アルバイトスタッフ。
仕事をしながら二人の子どもを育てた母親でもある。
趣味のペーパークラフトは15年ほど続けている。

「求人広告を見ていたら『主婦の方活躍中!』と書いてあったんです。それで調理補助という仕事に興味を持ちました」

そう話すのは、主に産婦人科に特化した食事サービスを提供している株式会社パンプキンズコーポレーションで働く遠藤さん。下の子どもが小学校高学年になるまで専業主婦として家庭を守ってきたが、社会参加がしたいと歯科助手の仕事を始めた。しかし、その歯科医院が閉院することとなり、次に選んだのが調理補助の仕事であった。調理補助の仕事は未経験且つ、年齢的にも新しいことにチャレンジすることに気が引けていたが、主婦の方活躍中という言葉に背中を押されたそう。

同社が提供しているのは、高級レストランのような食事ではなく、華やかな「おもてなしの家庭料理」。その中で調理補助の仕事は、調理を行う人がスムーズに作業できるように、調理器具やお皿の準備、野菜や魚、肉の下ごしらえや、盛り付けなどを行う。特別なスキルが必要な訳ではない。それでも、命の誕生を食事でサポートするやりがいのある仕事と遠藤さんは話す。
「一般的な調理との大きな違いは、一回で作る食事の量です。一度の食事で一般的な家庭では3、4食分だと思いますが、ここでは一度の食事につき4、50食分を作らなければなりません。そのために段取りは欠かせませんが、同時に丁寧さも要求されます。どんなに味が良くても見た目が良くなかったら食欲は湧きませんから。お腹の子どものためにも、患者さまにはしっかりと食べてもらえるよう常に努力しています」

そんなスタッフたちの努力が目に見えるよう、同社では患者にアンケートを実施。入院から退院までの期間でおいしかったメニューや苦手だったメニュー、感想を記入してもらっているのだ。評価がダイレクトにわかるのでモチベーションになると遠藤さんは話す。現在は主に、患者が出産をし退院する際の「お祝い膳」を担当することが多い遠藤さん。ハレの日の大切な食事であるため、通常の食事よりもより丁寧に下ごしらえをしたり、盛り付けをしているそう。

また、遠藤さんはこの仕事に大きなメリットを感じているそう。
「レシピのレパートリーを覚えられるのは、この仕事のいいところですね。主婦にとって日々の献立を考えるのは結構面倒なことだと思いますが、自然と身に付けることができます。切り方一つで段取りが変わることも。主婦の人こそ働いて欲しい職場だと感じています」

MESSAGE

上司からのメッセージ

遠藤さんはムードメーカー的な存在で、彼女が出勤した瞬間に職場の雰囲気が華やかになります。みんなの元気の源のような存在ですね。また誰よりも責任感が強く、仕事以外のことでもみんなの相談に乗っているなど、この職場には欠かせない人材です。

DATA

株式会社パンプキンズコーポレーション

東京都府中市042-336-0211

創業以来30年にわたり、産婦人科に特化した食事サービスを提供。年間約6万人を超える出産を食事で応援している。現在では、そのノウハウを活かし、高齢者福祉施設や保育園への食事サービスも展開している。