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見つけた! わたしのイイ仕事

見つけた! わたしのイイ仕事

2020.04.05

念願のトラック運転手の仕事!
先輩方のフォローにも感謝

PROFILE

新雪運輸株式会社
トラック運転手
菊地さん (50歳)

勤務歴約5カ月。埼玉県出身。
薬品関係やコンビニのピッキングの仕事、
飲食店での勤務を経て現職場に。正社員として勤務。

“男社会”のイメージが強いトラック業界だが、近年では女性ドライバーも増えつつあるという。
物流サービスを提供している新雪運輸株式会社では現在20名以上の女性ドライバーが活躍している。生き生きとした顔で働いている菊地さんもその一人。トラック業界で働くことに抵抗はなかったという彼女、実はトラックの運転手として働くことを強く希望していたのだ。

「もともと車を運転するのは好きで、以前にもトラックの運転手として働いていたことがありました。ドライバーは1人の時間が多いので気楽に働けるため、すごく楽しかったのですが、体調を崩してしまい辞めざるを得なかったんです。それで体調もよくなったので、もう一度この仕事に挑戦したいと思い応募しました」

約2年間の療養期間を経て昨年10月、たまたま目にした同社の求人情報に応募し、念願のトラック運転手として再び働きはじめた。旅行のときに大型高級車を無料で借りられるなど、福利厚生の充実に驚いたという。とはいえ、久しぶりの仕事ということに不安はあったと菊地さんは話す。

「最初はちゃんと務まるのか心配でしたね。久々のトラックの運転にエンストを起こしたこともありました。でも、指導してくださった先輩方が本当に優しくて。『そんなに焦らなくていいよ』『ゆっくり自分のペースでやればいいから大丈夫だよ』など、追い詰めずフォローしてくださったおかげで、だんだん自信が持てるようになりました。ただ、運転する3tトラックは普段運転する車と勝手が違います。車線変更やコーナーを曲がるときは細心の注意を払って運転しています」
約2週間の先輩の同乗期間を経て、1人で配達するようになった菊地さん。今は夜12時から午前中にかけて横浜や都内のスーパーに荷物を届けている。深夜の時間帯を選んだのは、道が空いているから。渋滞に巻き込まれることがほとんどないため、運転中のストレスもないそう。

また、配達先の担当者の方にも恵まれ、何気ない会話にも喜びを感じているという。そんな彼女のやりがいは、1日でも早く先輩たちの仕事ぶりに追いつくことだと話す。

「トラックへの荷物の搬入や片付けなど、皆さん本当に効率が良くて見ていて感心することばかりです。入社当初に比べ、スムーズにできるようになりましたがまだまだです。経験をもっと積んで先輩方のように一人前になりたいです。そして、この年齢になっても採用してくれた会社に恩返しをする意味でも10年以上はがんばりたいです」

MESSAGE

上司からのメッセージ

菊地さんが入社して、社内の雰囲気がよくなったと感じています。彼女が働く勤務時間帯では、今まで女性が1人もいなかったのですが、大変社交的ですぐに馴染んでくれました。また、運転と向き合う姿勢、安全への高い意識を持ち、業務すべてを新鮮に受け止め、実直に業務と向き合っています。今後は、自身の仕事における目標をしっかりと見つけてもらえればと思っています。

DATA

新雪運輸株式会社

埼玉県川口市048-269-1441

1963年創業以来、安全・安心の物流サービスを提供。埼玉・千葉・東京・神奈川に6つの営業所を展開し、現在ドライバー約200名(内、女性ドライバーが22名)が在籍。資格支援も充実させ運転技術の向上はもちろんのこと、顧客本位のセールスドライバーの育成に力を入れている。
(取材先/三郷センター)