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見つけた! わたしのイイ仕事

見つけた! わたしのイイ仕事

2021.01.10

利用者さまとのコミュニケーションが
やりがいや感動につながる

PROFILE

社会福祉法人相模福祉村
介助員
島田さん (54歳)

勤務歴約6年。非常勤職員として勤務。
夫と23歳の息子と19歳の娘の四人暮らし。
休日は飼っているトイプードルと遊ぶのが日課。

自宅での生活に困難を抱える障がい者の方への入浴や食事などの介助、就労支援や機能訓練などのサービスを提供している、「障がい者支援施設 たんぽぽの家」。そこで介助員として働く島田さんは、6年前、未経験ながらこの仕事を始めた。

「以前は『たんぽぽの家』の利用者さまに内職を依頼する側の会社に勤めていました。その時からこちらの利用者さまが一生懸命に仕事をしてくれることは知っていました。それで当時の担当者の方に声をかけていただき、彼らの手助けをしたいと思い転職をしました」

当初は、子どもが学校にいる8時〜15時まで働き、子どもの成長とともに出勤日数と勤務時間を増やしていったそう。学校行事のときも休ませてくれるなど、施設が柔軟に対応してくれるので、子育てとの両立も苦に感じることはなかったと言う。そんな島田さんは、たんぽぽの家で働くようになり、障がい者の方々に対する想いが変わったという。
「正直に言えば、もっと重度の方が多くコミュニケーションを取るのも難しいと思っていました。でも皆さん、話もできますしコミュニケーションを取ることもできます。だからこそ、私も利用者さまと話をするときは顔をしっかり見て話すようにしています。たとえうまく伝わらないときも、穏やかに伝えるように心がけています」

そうした利用者の方々との日々のやり取りが何よりも楽しいと島田さんは話す。
「今までできなかったことが本人の頑張りで、ある日できるようになるんです。先日もなかなか靴が履けない利用者さまが、半年かけて自分で履けるようになったんです。そのシーンに立ち会えたことは何よりも感動しましたね」

そんな島田さんは今、さらなるキャリアアップのために、介護福祉士の資格取得に向けて勉強をしている。

「利用者さまも年齢を重ねていきます。そのとき介護の必要性が問われるはずです。利用者さまに心から落ち着いて過ごしていただくためにも、介護の勉強もしていきたいです」

MESSAGE

上司からのメッセージ

「利用者さまのためにもっと学びたい」という島田さんの姿勢は、皆のいい手本になっています。利用者さまのことや施設の運営について気づいたことを発信し、声に出してくれるので助かっています。今後もその強みを活かし、更に視野を広げてがんばって欲しいです。

DATA

社会福祉法人相模福祉村

神奈川県相模原市中央区042-761-7788

「相模福祉村をわが街の文化に!」を理念に掲げ、神奈川県相模原市内に「障がい」「高齢」「保育・児童」と約70事業の生涯支援サービスを展開する社会福祉法人。
(取材先/障がい者支援施設 たんぽぽの家)