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見つけた! わたしのイイ仕事

見つけた! わたしのイイ仕事

2020.08.30

私の「したい」を叶えてくれる環境と
利用者さまの笑顔がやりがいに

PROFILE

社会福祉法人印旛福祉会
生活支援員
山﨑さん

勤務歴約12年目。
結婚後、専業主婦になり、子どもが大きくなったので仕事を開始。
趣味はお菓子作り。

知的障がい者・児を対象にした障害福祉施設「いんば学舎」を運営する社会福祉法人印旛福祉会。同法人で生活支援員として働く山﨑さんは、今年で勤続12年を迎える。ここまで長く働けているのは、施設内の雰囲気が良いからだと言う。
「こちらで働きだして間もない頃に運動会の行事がありました。利用者さまが花飾りを作ったり、ダンスの練習をして披露するなど手作りの運動会だったのですが、応援に来てくださった保護者の方々と共に皆様がひとつになり喜ぶ姿にとても感動しました。初めてお会いする保護者の方々からもたくさん話しかけていただいて、すごく温かい雰囲気に、これからも皆様と楽しく、笑顔がたくさん見られる仕事をしていきたいと思いました」

そう話す山﨑さんは、以前は百貨店で勤務していたが仕事で帰宅が遅くなることも多く、負担が大きくなり転職を決意した。福祉の仕事は未経験だったが、こちらを選んだのは働く人たちの優しさと山﨑さんは言う。

「転職を考えていた時、こちらの求人情報がポストに入っていたんです。いんば学舎を利用している知人から話を聞き、楽しそうだと思いました。それと、仕事内容がやってみたかったパンの製造でした。入社日についても、私の都合を優先して1カ月近く延ばしていただき、その心遣いもうれしかったです」
また、山﨑さんがパン作りに興味を持ったときには、週5日だった勤務日を週4日に変更し、パン作りの学校に通えるように対応してくれたという。パンの講師の資格をとり、プライベートでも充実感を味わえるようになった。

さらに、同法人の業務の幅の広さも山﨑さんのやりがいにつながっている。こちらでは障がい者の就労支援としてピッツァレストラン・パン工房の運営、野菜・稲作等の農作業、アート制作に取り組んでいる。実際に山﨑さんも、生活支援員の業務に携わりながら、ケーキの製造、加工、販売の仕事に携わり、年間でつくるお菓子の量は約1500個にものぼる。

「利用者さまと一緒に農作業やお菓子作りをするんですが、皆さん本当に純粋で一緒に過ごす時間が楽しいんです。母親とは違う感情なんですが、もっと皆さんに寄り添い、もっと利用者さまの笑顔を見たいです」

MESSAGE

上司からのメッセージ

山﨑さんが働く施設は、重度の障がいがある方が通っていらっしゃいます。例えばお菓子作りを利用者さまとやろうと思っても、保護者の方からは「無理です」という声をいただくこともありますが、利用者さまができることを見つけて繋げてくれます。そのため保護者の方々や職員からの信頼がとても厚いです。今後も若い職員の手本としてがんばって欲しいです。

DATA

社会福祉法人印旛福祉会

千葉県印西市0476-98-2486

千葉県を中心に知的障がい者・児を対象にした障がい福祉施設「いんば学舎」を運営。障がいのある方の就労支援にも力を入れており、店舗運営や農作業などにも取り組んでいる。
(取材先/いんば学舎・松虫)