パート・アルバイト・派遣の違いってなに?
まずパートとアルバイトの違いについてですが、イメージで 主婦(夫)は「パート」、学生は「アルバイト」と認識している人が多いと思いますが、実は法的な違いはありません。
しかし、「アルバイトは、高校、短大、大学など未婚の学生、パートは結婚している主婦(夫)」と考えている企業もあれば、「短期で働く人がアルバイト、長期で働く人がパート」と考えている企業もあります。各企業が「アルバイト」と「パート」で、業務内容や雇用条件を独自に定義していることが多いため求人広告によっては曖昧だったり、まぎらわしい書き方をしているものもありますので、応募する際には、名称によって条件が異なるか否か確認することをお勧めします。
次は派遣についてですが、「誰に雇用されているのか」という点で違いがあります。
企業に直接雇用されるのが「パート・アルバイト」、派遣会社に登録をし派遣会社と雇用契約を交わした上で、企業に派遣されるのが「派遣」です。派遣は契約書面通りの期間で終了となりますが、派遣先企業と派遣会社の間で、期間延長の契約書を交わせば契約期間は延長します。
また、一般的にパートより派遣の方が時給(給料)を高めに設定されています。派遣は専門的な能力を必要とすることや、契約期間が限定されていることから、時給単価が高く設定される傾向にあります。
加えて、パートやアルバイトの場合は何か仕事上での悩みや相談は、上司や先輩、同僚に相談をすることになりますが、派遣の場合には、所属する派遣会社のコーディネーターに相談をするのが一般的です。
業務指示は派遣先企業の社員から直接行われるので、簡単に解決することであれば派遣先の担当者と直接話し合うことが望ましいです。しかし、業務時間や仕事内容の問題については契約内容に含まれているかどうかという確認もあるで、基本的に派遣会社のコーディネーターを通じて話し合うことになります。