「以前は派遣スタッフとして、コールセンターで働いていたんですが、そのときに出会ったコーディネーターの方がすごく生き生きとされていて。私もこんな風に働きたいなと思い転職しました」

そう話すのは、人材派遣会社・株式会社エヌエフエーのコーディネーターとして働く宮城さん。高校を卒業後、派遣社員としてコールセンターなどで働いていたが、新しいことに挑戦をしたいと半年前にコーディネーターの仕事に就いた。

コーディネーターとは、働きたい求職者と働いてくれる人を探す企業の仲介役。求職者の登録時の面接や仕事の紹介、さらには派遣後の派遣社員のカウンセリングを行うなど、業務内容は多岐にわたる。そのなか、現在は、100名から多いときには400名くらいを担当することも。まだ入社して約半年のため、名前と顔を覚えるのも一苦労だという。さらにコロナ禍の影響が大きく響いているのだとか。

「ちょうど私が入社したときは、コロナの騒動が始まったばかりのときで、面談を思うようにできず、登録されているスタッフさんと接する機会がなかなか持てませんでした。コミュニケーションが取れず、入社したばかりの私を信頼してくれているのか、すごく不安でした」

そんな彼女を会社も研修などを通じバックアップ。今はまだ先輩の力を借りながらも、順調に業務を覚えているという。さらに派遣スタッフたちとのコミュニケーションに大きなやりがいを感じているそう。

「派遣スタッフさんたちの契約終了に携わることがあります。そのとき、『エヌエフエーで働けてよかったです。ありがとうございました』と言ってもらえることがあります。そのときにこの仕事に就いてよかったなと実感します。先日も『お世話になりました』とわざわざ挨拶にきてくださった方がいて。嬉しかったですね」

当初は覚えることで精一杯だった彼女だが、日々成長を感じていると話す。一方で、まだまだ課題はあるという。

「クライアントさんと話すときに緊張して、聞きたいことを聞けないこともあります。今はまだ先輩方にフォローしてもらっているので、早く独り立ちできるようにがんばりたいです」